11.5話:三月のライオンよりもヒカルの碁【捻デレボッチ主義の教室へ・よう実ss】
こちらはようこそ実力至上主義の教室への二次小説です。長編になります。
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11話:奉仕活動の定義を知りたい【捻デレボッチ主義の教室へ・よう実ss】
11.5話:三月のライオンよりもヒカルの碁
11話の生活指導室から出てきた後のifというか、直後にあったというか、そんな感じのやり取りです。
番外編となります。
一応本筋とは関係ないので気軽に読んでください。
では本編をどうぞ↓
生徒指導室から出たあと、
「二人とも協力をお願いしたいの」
何それ、俺別にDクラスのままでいいんだけど、とりあえず綾小路の動きを見て
「俺が喜んで協力するとでも?悪いが断る」
「俺も断らせてもらう」
「二人なら協力する、そう信じていた。感謝するわ」
「言ってねーし、そもそも俺ら以外に協力してくれるやつだっているだろ、なあ綾小路」
「ああ、平田なんかどうだ、クラスメイトに顔が利くし頭もいい、今なら堀北が孤立してることを気にかけてくれるアフターサービス付きだぞ」
「さらに一ヶ月以内にお声掛けくださった方にはなんと最初3年はプライスレス」
「彼ならタダでも即日クーリング・オフよ、一定の才能を持っているけど私は受け入れられない、
例えるなら将棋のコマ、私が欲しているのは金や銀ではなく歩なのよ」
それ言外に俺たちのこと歩って言ってない?言ってるよね。
「歩も努力すれば金になれるんだぜ」
「面白いけれど、あなたずっと歩ていいから前に進みたくないとか考えてそうじゃない」
「流石、旦那のことはちゃんと分かってるんだな」
「次に言ったら殺すわよ。
まあ、比企谷は歩というよりは桂馬よね、何かと理由を付けて動かなそうだもの、何なら前の歩が動かないように努力しそうだわ」
さ、サスガホリキタさんよくわかってらっしゃる。
「おい、綾小路。俺たちが歩や桂馬ならあいつはなんだ?王将のつもりなのか?」
「笑わせてくれるなよ比企谷。今のあいつについていく兵なんて一人もいないだろ笑」
「あらずいぶんと饒舌じゃない。そこまで言うってことはよっぽど私に適した駒があるということよね」
お~っとヘッドロックがキマッタ~。綾小路選手は心なしかうれしそうな表情をしている~。
「堀北、お前はすごいやつだ。自分が正しいと思ったら相手が教師であろうと真っ直ぐぶつかっていく」
ここはノッてやろう
「そんなお前にぴったりなのは香車だろう、性格にもマッチしてるしな」
「へ~そう。比企谷君はそんな風に私のことを見ていたのね。よくわかったわ」
「いやちょっと待て。綾小路だって同じことを言っただろ」
「言い訳は見苦しいわよ。あとでみっちり話を聞かせてもらいますから」
我が家に帰ったら契約してあるキッズステーションでヒカルの碁を見よう。
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