17話：コナン君でも推理の過程をミスることがある【捻デレボッチ主義の教室へ・よう実ss】
こちらは『ようこそ実力至上主義の教室へ』の二次小説です。連載です。
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17話：コナン君でも推理の過程をミスることがある
高円寺が一之瀬のことをピンクガールと呼んでいるのはオリジナルであり私のこれからの本家での予想であります。
コメントでのご指摘ありがとうございます
ついでに、これから書いていく都合上多少イベントが前後することご了承ください
それでは本編をどうぞ
～綾小路視点～
堀北が勉強会をぶち壊しにするわ、櫛田はおっぱいを触らしてくるわ、まったく踏んだり揉んだりだな。悪魔と天使と悪魔だな。将来同窓会があったら、「俺は櫛田の胸を触ったことがあるんだぜ、それも本人からノリノリでな」ｷﾘｯっていうのを池と山内に自慢するな。まあ俺は同窓会なんて出られそうにないが。
そんな事件を考えるとこの前の池と佐藤たちのチャットを見ていると安心するな。いや、堀北をいじめようと言ってるのに安心するというのはよくないことなんだが。まあ俺は事なかれ主義という設定だからな、このようなことはスルーで行かせてもらう。
そんなことよりも今はテスト範囲の変更の件だ。茶柱先生が伝え忘れていたのは何か理由がある。
この一連の流れは見過ごすには大きな要素だ。ほかのクラスにも先週の金曜日に伝えられていた。つまりは予定調和だったわけだ。しかも茶柱先生はそこからさらに遅らせてきた。もちろん教師としての責任感の低さや生徒に対する嫌がらせの可能性もなくはないが、何かを気付かせるためなのだとしたら………
次の日の昼休み、ある目的のため食堂に行こうとすると櫛田も付いてきた。
顔が良く、交友関係が広いこいつがいたほうが有利なこともあるか。
「なんで綾小路くんは一人で来たの?もしかしてこの前の職員室でのこととなにか関係があるのかな」
やはりこいつは鋭いな、気をつけておかないと。
「他言しないと約束できるか」
「秘密は得意なのっ」
二人分の食券を購入し、ある生徒を見つけたので向かおうとすると櫛田が小声で、
「もしかして綾小路くん過去問をもらおうとしてる?」
何っ!?
「どうして分かった?まさかもう持っているのか」
「そうだよ、だから先輩と交渉する必要ないよ」
「櫛田が上級生にかけあったのか」
「いや、昨日クラスメイトからもらったんだよ、もう堀北さんや平田くんにも渡したし。
あ、でも誰からもらったかは言えません」
誰が過去問を手に入れたのか目処をたてた。
上級生に接触して過去問を手に入れるのは考えていたが、昨日か。それ以前なら部活をやっている奴が先輩からもらっているという線もあったが、図書室事件の直後ならそこにいたメンバーの可能性が高い。
申し訳ないが3バカや沖谷はまずない、堀北には渡したということはもう残りは…………
昼食を食べ終え、人の通りがあまりない所で
「あ、いい忘れてたけど、この前の件に関しては綾小路くんをおとしいれる気はもうないから心配しなくていいよ。」
どうゆうことだ?知り合ってまだ一月ちょっとだが櫛田のことは強かなやつだと思っていた。
しかし、こんなすぐ撤回するとは決定的な何か、例えば動画や録音があったか。
初日に監視カメラをチェックしていたあいつならもしや…
次は八幡視点に戻ります。
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18話：俺の神様は全くいいことをしない【捻デレボッチ主義の教室へ・よう実ss】